アメリカンフットボールのプロリーグ設立に向けて

2010年に日本でアメリカンフットボールのプロリーグを設立する――2000年の元旦に自分に課した目標です。この目標の実現に向けて、この場をお借りしてこれまでの仕事を振り返り、アイデアを整理し、構想を練り、自らのモチベーションを鼓舞していきたいと思います。

Wednesday, February 08, 2006

「プロ化」とは

 予告した98年に作成した資料を紹介する前に、まずこのブログのテーマでもある「プロ化」ということについて自分なりの定義を述べておきたいと思う。

 スポーツの「プロ化」といっても微妙に解釈が異なるケースがあるので、一旦以下のように定義をしておきたい。

 (1) 選手が競技パフォーマンスの対価として報酬を得ていること
 (2) その報酬原資を競技パフォーマンスの対価として市場から獲得していること
 上記2つが成立しているスポーツをこのブログでは「プロ」スポーツと呼ぶことにする。

 この観点で現状の日本のスポーツを見てみると、プロスポーツの代表格である「プロ野球」「Jリーグ」「大相撲」「ゴルフ」また新興の「四国アイランドリーグ」「bjリーグ」などは上記の条件を満たしていると言える。だたし、(1)=支出と(2)=収入のバランスについてみれば、プロ野球などは(1)が上回り親企業からの補填的意味合いの広告費がなければ実質赤字であることから、競技パフォーマンスの純粋な対価を市場から獲得しているとは言えない(=身の丈にあっていない)とも考えられる。この点については、アメフトをプロ化するためには重要な視点なのでまたいずれかの機会に考察してみるとしよう。

 近年ラグビーにおいても「プロ化」が進んでいると言われているが、特にトップリーグに所属しているチームでは一部の選手において(1)の状態が発生している(いわゆるプロ契約選手)。しかしながら、トップリーグは企業保有のチームによって構成されているため(2)の状態ではなく、報酬原資は企業の労務人件費となっているので、この定義におけるプロスポーツとはいえない。もし(1)の契約を結ぶ選手への報酬が増加すれば、仮にその選手のパフォーマンスが向上しても対価としての収入を増やす構造ではないことから、どこかで破綻することになるであろう。遅かれ早かれ、(1)が続く限り「ラグビーの市場価値」がどこかで問われることになる。

 ということで、このブログでは、日本におけるアメリカンフットボールという競技が、(1)と(2)の条件を満たす「プロ」リーグになることができるのかについてこれから持論を展開していきたいと思う。まずは、(2)の条件、すなわち、日本におけるアメリカンフットボールが市場にさらされたときに価値を発揮できるかという点について、次回は前出の「シーガルズの価値とは」という資料を持ち出して考えてみたい。

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